全日本インカレ出場へ
立命館で最速になる
本日のBeyondは男子陸上競技部3回生の内藤俊之さんです。
幼いころから様々なスポーツを行ってきた内藤さん。
今シーズンはリレーメンバーに選出されるなど素晴らしい活躍を見せています。
陸上を始めた理由とは?
チームへの貢献とは?
ストイックに励み続ける内藤さんの陸上への思いに迫りました。
走るってこんなに考えるんや
大阪出身の内藤さんは、お兄さんの影響で2,3歳ぐらいからサッカーを始めます。
小学校でもサッカーを続けていた内藤さん。
しかし、小学6年生の時にサッカー部の人数が足りなくなり、サッカー部がなくなってしまったと言います。
そんな時NBAを見ていてかっこいいと思っていたという内藤さんはバスケ部に入部し、バスケを始めます。
中学でもバスケ続けた内藤さんでしたが、
「小学生の時は背が大きくて(167cmぐらい)、無双できていたけど、中学に入ったら身長でやってた感じだからうまいこといきませんでした」
と振り返ります。
さらに、
「中学のバスケ部が本当にしんどかったんですよ。練習きつくて部活でバスケするのが嫌やって思いました。だからバスケ自体は好きだけど練習が嫌で違うスポーツやろうと思いました。」
と高校進学後は新たなスポーツに挑戦しようと考えていたそうです。
そんな時、友達から「陸上やらへん?」と誘われた事がきっかけとなり高校では陸上競技部に入部しました。
「走るだけやと思って入ったら、奥が深くて走るってこんなに考えるんやみたいな、それが面白いなと思いました」
と、どんどん陸上にはまっていた内藤さんは、昼休みや朝練の前に練習するなど自主的に取り組んでいたそうです。
八種競技との出会い
陸上を始めた当初、短距離しか知らなかったこともあり短距離をしていたという内藤さん。
それでもサッカーやバスケをしていたこともあり、「走ったり飛んだりできるのでは」と言われ、八種競技を試しにやってみたそうです。
するとどれかが突出している訳でもなくまんべんなく全てできるみたいな感じだったと言います。
この結果を見た先生から「八種競技の点数としては結構でるんちゃう」と言われ、高校1年生の秋ぐらいから八種競技を始めたそうです。
八種競技を始めて最初の大会、インターハイ大阪予選では6位入賞します。
さらなる飛躍が期待され、迎えた翌年のインターハイ。
しかし、ケガで思うような結果が出せず、高校での陸上を終えました。
「とっすぃーのストイックさ欲しいわ」
大学は陸上部が強いこととスポーツ系の学部があることが絶対条件であったという内藤さんは立命館大学スポーツ健康科学部に進学し、陸上競技部に入部します。
「同期にテレビに出てるような人、インターハイ優勝した人がいて、その人らの方がキラキラしているように見えるから、自分このチームに必要なんかなとは思っていました」
と入学当初は劣等感を感じていたと振り返ります。
そんなある時、タイムも早く練習もしっかり取り組んでいる選手から「とっすぃーのストイックさ欲しいわ」と言われたそうです。
「俺からしたら向こうの方がストイックやのに、自分がストイックに見られていることにびっくりしました。周りからそう見られてるんやって。それなら自分がストイックに頑張る姿を見せることで自分より早い選手、パフォーマンスが良い選手に影響を与えてチーム全体の指揮を上げる事ができるのではないか」
と思うようになったという内藤さん。人一倍熱心に練習に取り組み、しんどくなったら声をかけ、しんどい時に踏ん張って走りきることを意識するようになったと言います。
そのストイックさがコーチにも認められ、今シーズン全日本インカレリレーメンバーに選出されました。
「今はチームの中で自分がいる意味、自分にしかできないチームへの貢献方法を模索して、自分なりの方法が見つかり、それをしている自信があるから劣等感はありません。」
と力強く語ります。
立命館で最速になりたい
高校で八種競技を行っていた内藤さん、大学入学後は2種目増えた十種競技を行っていました。
大学での大きな目標の1つが全日本インカレ出場だという内藤さん。
「インカレは標準記録制やから自分が頑張ってそこの記録まで到達できればいい、自分はその記録が一番出るのが十種競技やったから十種競技で全日本インカレに出場しようとやってきました。」
と、始めは十種競技での全日本インカレ出場を目指していました。
持ち前のストイックさで練習に励んでいくうちに、短距離が伸び始めたという内藤さん、
「リレーメンバーとして全日本インカレに出場するという道が見えてきました。十種競技で全日本インカレに行くのとリレーメンバーで全日本インカレに行くのを天秤にかけたらリレーメンバーとして全日本インカレに行く方が現実的やなと思いました。」
と大学では目標を達成するために十種競技から100mに種目を変更しました。
さらに、
「100mとして出場するのはまだきびしいけど、一人の力じゃなくてチームの速さの部分でリレーメンバーとしてなら全日本で戦えるのではないか」
と語るように種目変更後リレーメンバーに選出されるなど飛躍を見せた内藤さんですが、
「リレーメンバーに入れてるけどバトン合わせるとかでメンバーを考えてるときに内藤っていう名前は出てこない。そうゆうのがめっちゃ悔しいし満足はしてない。」
と今の状態には全然満足していないようです。
今後の目標は、全日本インカレ入賞と立命館大学陸上競技部の中で最速になりたいと語る内藤さんの活躍に注目です。
インタビュアー:二宮尚也(スポーツ健康科学部3回・男子サッカー部所属)
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