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2020

Vol.46 女子陸上競技部 3回生 山下紗稀子

今回は陸上部 3  回生 7 種競技の山下紗稀子さんにお話を伺いました。山下さんは前回登場頂いた陸上競技部 4 回生 7 種競技の上田紗弥花さんの後輩です。今回は山下さんのお話に加え、山下さんと上田さんの深い繋がりにも迫っていきたいと思います。 



山下さんと陸上競技の出会い、そして立命館大学へ 

山下さんの陸上との出会いは中学 1 年生。もともとはクラブチームでの水泳と並行して学校の陸上競技部をされていましたが、中学 2 年生の 4 種(混成)競技の大会で優勝。そこ から陸上競技を本気で志すようになったそうです。水泳は水中では呼吸が無いので、呼吸 のできる陸上は嬉しく、仲間と意見交換できるのが練習中もとても楽しかったのだとか。 

高校は、陸上競技の強豪校である西城陽高校に進学され 4 種から 7 種に変わり、ご活躍されました。時は流れ、大学進学を考える時期です。問題となる大学選びですが、ここで上田紗弥花さんの存在が大きく影響します。高校の頃から山下さんは「身長のアドバンテージが少ないのに成績を残していてすごい人がいる」と上田さんのことを知っていました。 「そんな上田さんが立命館大学にいるのなら、私もそこに行きたい」と立命館大学に進学を決めました。 



先輩で、後輩で、ライバルで、

 山下さんが立命館大学にご入学され、上田さんとの繋がりの深さは加速します。お二方はどちらも 7 種競技。そして「自分の苦手な所が相手の得意な所」という「切磋琢磨」には 最高の組み合わせだったからです。そんなお二方は「交換ノート」でもっとこうした方がいいよ、という言いあいっこする仲になりました。これはまさしく、前回の取材の時に上田さんがおっしゃっていた「切磋琢磨」の姿ではないでしょうか。 山下さんから見て上田さんは「いつもはほんわか可愛くて、やるときは鬼になれる、勝負強い人」だそうです。いつも面倒を見てくれる尊敬出来る先輩であり、負けたくないライバルでもある一緒に頑張れる存在だとおっしゃる姿からも二人の絆の深さが伺えました。 



「紗弥花さんがいたから、陸上を辞めずにやってこれた。」

 山下さんは大学選びのこともそうですが、大学に入ってからも紗弥花さんとは辛い時も嬉しい時もずっと一緒だったとおっしゃいます。というのも、山下さんは 2 回生の冬に膝を怪我されており、お話の中での「紗弥花さんはラストの年なのに私の怪我で一緒に練習できない時期が続きました。インカレは紗弥花さんとやりきりたい!と思ったのですが、この夢もコロナで叶わなくなってしまいました。もう一緒に追いかけられないことがとても辛いです。」と声のトーンが落ちる様子は、こちらにも当時の不甲斐なさが痛いほどに伝わるものでした。思い通りにいかないことも経験された山下さんですが、だからこそ山下さんの陸上に向けての想い、支えてくれる方々への想いはより一層深いものなのだと感じま した。 



前回の上田さんからの後輩に向けての言葉「やりきったと言えるように走りぬいてほしい」 にこう応えます。「私が怪我の時、いつも笑顔で励ましてくれる紗弥花さんに頑張ろうと思えました。紗弥花さんと一緒でないことは私にとって辛いことですが、だからこそ最後までやれる幸せを忘れずに、来年頑張りたいと思います。」 現在 3 回生の山下さん。ラストの冬がやってきます。怪我のリスクも高まる時期ですが、どうぞお体に気を付けて頑張ってください! 


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コメント
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メダカ
2020-11-23 14:17:42

俺も見に行きたいです