本日のBeyondは、スキー部3回生の鈴木良海さんです。
幼い頃からスキーを続けてきた鈴木さん。
現在はスキー部と体育会本部の活動に力を入れています。
スキーを始めたきっかけは?
体育会への思いとは?
2つの組織で活躍する鈴木さんの思いに迫りました。
全国大会に行きたい
福井県出身の鈴木さんは、お母さんの影響で3歳ぐらいからスキーを始め、小学3年生の時に友達がスキークラブに入っていたことがきっかけとなり競技スキーを始めました。
小学生の間は、
「自分でもスキーをあまり詳しく理解できていなかったから、友達とスキーしているのが楽しかったです。もちろん勝ちたいという気持ちもあったけど、それより友達と一緒にスキーの大会に出られる事の方が楽しかったです。」
と友達とスキーができる事に楽しみを感じていたと振り返ります。
中学でもスキーを続けた鈴木さん。
「中学生になって本格的に取り組むようになってからは、全国大会もあるし、練習をして勝ちたい、全国大会に行きたいと思うようになりました。」
と勝ちにこだわるようになり、中学2年生からはずっと全国大会に出場しています。
その後、福井県立大野高校へ進学した鈴木さんは競技を続け、インターハイに出場するなど活躍しました。
写真提供:立命スポーツ編集局(https://twitter.com/ritsumeisports)
きっかけ
高校生の時、大学で競技を続けるか迷っていたという鈴木さん。
そんな時にある出来事がありました。
2本の合計タイムを競うアルペンスキーを行う鈴木さんは、高校3年生のインターハイで1本目を29番目のタイムで滑りました。
1本目30位以内だと2本目30位から始まるため、2本目は2番目にスタートした鈴木さんでしたが、
「2本目で頑張ったけど途中で失敗してしまい、結果無しで、すごい悔しい思いをしました」
と思うような結果が出せなかったと言います。
その後、
「高校生で終わるかもしれないし最後の思い出作りのつもりで行ってみたら」
と先生に言われ、全日本選手権に出場します。
全日本選手権でも長いコースの下まで滑るも転んでしまいゴールできませんでした。
ゴールできずに悔しがっている鈴木さんに全く知らないコースの係員の人に「惜しかったね、大学でも続けるの?下まで行ったのが高校生で君だけだから続けてみたら」
と言われたそうです。
「もともと大学でスキーを続けるか続けないかすごい迷っていました。それでも、なんで立命館に来てスキーを続けるかっていうきっかけが、インターハイの2本目でゴールできなくてすごい悔しい思いをしたっていうことと係員の人に声をかけてもらったことでした。」
と2つの出来事が大学でスキーを続けるきっかけになったそうです。
スキー部と体育会本部
立命館大学スポーツ健康科学部に進学した鈴木さんは、スキー部に入部します。
「スキーは練習できる場所がまず少ない、それで練習に行こうと思ったら1日じゃなくて長期間で行かないと行けないから学校を絶対休まないと行けない。それが立命館はすごいやりにくいです。」
とやりにくさを感じたと言います。
さらにインカレに出場した際、今までのような結果が残せず、周りとの実力差を感じたと言う鈴木さん。
「1部校というのもあってインカレに行ったときに実力差を知って、やっぱり1部はすごいんだなと感じました。そこで、練習が全然できないということと実力差があるというのが分かって、こんだけやれないならいいやって萎えてしまいました。」
とスキーへのやる気が薄れてしまったと振り返ります。
そんな時、体育会本部に入った鈴木さんは、スキー部を体育会本部として支えていこうと考えるようになったそうです。
体育会本部で立同戦の企画などを行う中で
「体育会本部の活動がすごい楽しいです。部活も楽しいけど勝てないというのも自分で分かっちゃったから、今はスキーと言うより体育会本部に力を入れています。自分の競技力というよりかはどうやって部活のために貢献できるかというのを考えていきたい。」
と体育会本部の活動に力を入れるようになった鈴木さん。来年の体育会本部の副委員長を務めることが決まりました。
「部活へのモチベーションが下がったけど体育会本部があったからすごい救われました。自分のやっているスポーツでモチベーションが下がっても他の居場所を見つけて部活動で消化できなかったものを消化できたのが良かったです。」
と振り返る鈴木さん。
今後の目標は、「スキーでは、今年2部に落ちてしまったから立命館にポイントを取れるように。そして体育会本部副委員長としてスキー部に貢献するだけではなく立命館の体育会を元気にしていきたい」と語っていただきました。
今後の鈴木さんの活躍に注目です。
インタビュアー:二宮尚也(スポーツ健康科学部3回・男子サッカー部所属)
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