史上初の6冠へ
本日のBeyondは女子ホッケー部新3回生の田中麻結さんです。
長年ホッケーを続けてきた田中さん。
大学では日本一に輝き、世代別日本代表にも選出されています。
ホッケーを始めたきっかけとは？
大学でもホッケーを続ける理由とは？
チームの中心として活躍が期待される田中さんにこれまでの競技人生と今後の目標を語っていただきました。
勝ちたい
鳥取県出身の田中さんは、姉の影響で小学1年生からホッケーを始めます。
「姉兄でホッケーをしていたから家でも一緒にホッケーができて楽しかったです」と当初はホッケーを楽しんでいたと言います。
それでも「やっていくうちにレベルや目標が変化し、楽しくやるだけではなく勝ちたいという思いが強くなっていきました」と次第に勝負にこだわるようになったそうです。
その後、中学に進学し、ホッケー部に入部した田中さんでしたが、当時ホッケー部には経験者が少なかったと言います。それでも先生に教えてもらいながら自分たちで戦術を話し合い、切磋琢磨したことで、中学3年生の時には全国大会出場を果たしました。
「みんな中学から始めたけど、めっちゃがんばって全国大会へ行けてうれしかったです」と当時を振り返ります。
さらにこの大会で優秀選手に選ばれた田中さんは、U-16日本代表にも選出されます。
日本代表として外国のチームと試合をし、「全国なら通用するかなと思っていたけど、海外だと自分より年下の選手でもパワーが全然違うし、技術の面でもスピードも全然違い通用しないなと感じました」と学ぶものが多く、刺激を受けたそうです。
経験を活かしたい
日本代表に選出されるまでホッケーを高校で続けるつもりがなかったと振り返る田中さん。それでも日本代表を経験し、「外国のチーム試合をする経験はそんなにできるわけではないですし、選考会で多くの中から選ばれて代表を経験することができたので、その経験を活かしたいなと思いました」と高校でもホッケーを続けようと考えるようになったそうです。
そんな田中さんは、高校1年生の時にインターハイが鳥取で開催されるため、「地元でやるのは声援とかもすごいですし、その環境でやりたいなと思って高校を選びました」と鳥取県立八頭高校へ進学し、インターハイではベスト4という成績を収めました。
しかし、3年生が引退し、2年生がいなかったチームは5人になってしまい、新入生が入部するまでの半年間試合を行う事ができなくなってしまいます。
そんな中キャプテンを務めた田中さんは「先輩とやっていたのが4ヶ月ぐらいしかないので、どうやっていけばいいのか分からず難しかったです」と当時を振り返ります。
さらに、試合ができるようになっても結果が出ず、「勝てないのは自分のせいではないですけど、練習でどのようなメニューをするかなどは任されていたので試合で負けたりすると自分の責任だなと感じていました。自分のせいでチームが負けるのが嫌で本当にしんどかったです」とキャプテンとして責任を感じていたと言います。
それでも高校3年生の時には国体出場や全国選抜大会で優秀選手になるなど素晴らしい活躍を見せました。
とにかく一番になりたい
「とにかく一番になりたくて立命が日本一に一番近いなと思っていました。それとこれまで恵まれたと思う環境でホッケーができていなかったので、立命館で施設やコーチなど恵まれた環境で自分をもっと高めていきたいと考えました」と立命館大学へ進学します。
入部後はレベルの高さや戦術などついて行くのに必死だったと言います。それでも、とにかく開幕でスタメンとして出たいという思いでくらいついていったそうです。
そんな田中さんは1回生から試合に出場し、大学王座決定戦では見事日本一に輝きました。
この時を「うれしかったです。日本一はこんなに気持ちいいんだなと思いました。」「自分ももっと活躍したい、先輩のように目に見える活躍をしたいと思いました」と振り返ってもらいました。
2回生時は「高校の時に一緒にやっていた先輩が2人とできる最後のシーズンだったので絶対優勝したいと思っていたけど、コロナで前半戦ができず悔しかったです」とコロナウィルスの影響で思うようなシーズンではなかったと言います。
それでもインカレで優勝し、2年連続で日本一に輝きました。
自分を成長させてくれる場所
田中さんにとってホッケー部は「自分を成長させてくれる場所」だと言います。
「ホッケーがなかったら全然楽しくないですし、ホッケー中心で毎日生活をしているのでホッケー部は生きがい、生活の一部です。だからこそ自分を成長させてくれる場所だと思います。」と語っていただきました。
大学在学中に関西リーグの春と秋、王座決定戦、インカレ、全日本選手権、日本リーグの6冠が目標で達成させたいという田中さんの活躍に注目です。
インタビュアー：二宮尚也（スポーツ健康科学部３回・男子サッカー部所属）
この記事を読んで女子ホッケー部が気になった方は是非試合観戦に行ってみてください！
試合日程配信アカウントは以下のURLから
↓
