Beyond


2019

Vol.6 軟式野球部3回生 古田伊玖磨

”挫折”を”過程”に!

考え方を変化させ、更なる高みへ!


本日のBeyondは、軟式野球部3回生の古田伊玖磨さんです。

監督やコーチがいない軟式野球部は、学生が主体的に行動し、チームを創り上げています。

4番としてチームを引っ張り、まもなく開幕する西日本大会での活躍が期待される古田さん。

チームを変える”きっかけ”になった出来事とは?

西日本大会にかける思いとは?

高校での”挫折”を”過程”にして、大学で活躍する古田さんに、ご自身の野球人生を振り返っていただきました。



「順風満帆な小・中学生時代」

京都府出身の古田さんは、小学4年生の時に野球を始めました。小学生の時に所属していたチームは、京都府で上位に入る強豪チームでした。

小学生の時に古田さんとバッテリーを組んでいたチームメイトは、関東の強豪校である東海大相模高校に進学し、甲子園で優勝をしたと言います。

中学は、チームのレベルは高くはありませんでしたが、監督の人柄に惹かれ、クラブチームで野球を続けます。

そして、中学3年生の時には、チームの主将に任命され、京都府選抜にも選出されました。

まさに、小・中学生時代は、順風満帆な野球人生でした。



「挫折を味わった高校時代」

スポーツ推薦で立命館宇治高校に進学し、野球部に入部した古田さんは、入部後すぐに挫折を味わいます。

高校1年生の5月にイップスになってしまったのです。何が原因でイップスになってしまったのかは分かりませんが、ボールを思い通りに投げられなくなってしまいました。

チームメイトからは、「ボールを投げられないのに、スポーツ推薦なのに、何のために野球部来たんや!」という厳しい声も聞こえたと言います。

しかし、古田さんは、「野球を辞めよう」という思いには全くなりませんでした。

「チームメイトを見返したい!」という思いと、「ここまで自分を支えてくれた家族のために、野球で恩返しをしたい!」という強い思いが古田さんを挫折から這い上がらせました。

チームの練習以外にも自主練習を継続し、高校1年生の秋には、ブルペン捕手としてメンバー入りし、近畿大会で準優勝を果たします。

その後、捕手から外野手へとコンバートされ、翌春の選抜大会のメンバー入りを果たしました。

しかし、高校3年生になると、1.2年生が力をつけてきて、古田さんは1度もメンバーに入ることができなくなりました。

高校最後の試合もメンバー入りをすることはできませんでしたが、主力で活躍する選手が、「古田は、最後まで頑張ったからベンチに入れてあげてください」と監督に直訴します。

結果的には、メンバーに入ることはできませんでしたが、古田さんはこの話を後で聞き、涙が出るくらい嬉しかったと言います。

古田さんは、「努力は必ず報われるとは限らないけど、目標に向かってひたむきに取り組むことは決して無駄ではない」と語ってくれました。

そして、この経験が後の大学野球人生でも活きたと言います。



「軟式野球部への考え方が変化した」

立命館大学に進学後は、野球を続けようか迷います。しかし、「自分の人生に野球が無いのは違うな」という思いから、軟式野球部に入部しました。

立命館大学体育会軟式野球部は、部員が45名でスポーツ推薦はなく、軟式野球初心者も多い部活です。

そして、監督やコーチがいないため、「レギュラーになろう!」「大会で優勝しよう!」という思いをもった選手よりは、「楽しくやろう!」という思いの方が強い集団だったと言います。

古田さん自身も高校の時とは違い、「大学では楽しく野球ができればいいや。」という感覚で部活をしていました。

しかし、古田さんは、立命館大学AVAの企画するセミナーに参加した後から、その考え方が変化します。

セミナーでは、立命館大学の様々な体育会に所属する体育会生と交流する機会がありました。

古田さんは、「交流した体育会生がみんな、野球と真剣に向き合っていた高校時代の自分のようだ」と感じたと言います。

古田さんは、同じ“体育会”なのに“差”があると感じ、セミナー後に「自分自身がもっと真剣に軟式野球と向き合い、チームがもっと本気で野球をする集団にしたい」と思い、すぐ行動に移しました。

キャリア支援をしている企業との軟式野球部のモチベーションアップセミナーの開催や、他大学の方に電話をかけ、悩みを聞いてもらうなどして軟式野球部を変えるために古田さんは本気で動きます。

こうした行動は、少しずつ結果が出てきており、チームで決めた目標に対して部員全員が高いモチベーションで取り組むようになったと言います。

今年は、「同志社大学に勝って西日本大会出場」というチーム目標が達成されました。

今年の秋の同志社大学戦では、試合に出場できない選手もベンチから身を乗り出して仲間を鼓舞し、チームの力を全て出し切りコールド勝ちをしました。

この試合は、今までの軟式野球部にはない光景で、試合に出ている人も出ていない人も本気で戦っており、「大学で野球をして良かった。本気でチームを変えようと取り組んで良かった」と心から思ったと言います。



「誰もが活躍できる場」

古田さんにとって軟式野球部は、「誰もが活躍できる場」と言います。

軟式野球部は、監督・コーチがいない中で、選手自身が自ら行動しなければなりません。

しかしこれは、部員全員に活躍できる場があるということでもあり、そこには“選手”としての成長だけではなく“人”として成長があると言います。

来月12日に開幕する西日本大会。

挫折を乗り越え、自分自身とチームを変えるために本気で取り組んだ“4番古田”が、立命館を“日本一”に導いてくれるはずです!!



※立命館大学体育会軟式野球部 西日本大会日程

11月12日(火) 開会式 @甲子園

11月13日(水) 初戦 @ベイコム

11月14日(木) 2回戦 @ベイコム

11月15日(金) 準決勝 @ベイコム

11月16日(土) 決勝 @万博

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