Beyond


2021

Vol.65 硬式野球部 4回生 藤原彦貴

本日のBeyondは、硬式野球部の藤原彦貴さんです。

高いレベルを求め、長年野球を続けてきた藤原さん。

今シーズンは主力としてチームを牽引しました。

大学4年間を過ごして感じたこととは?

藤原さんにとって硬式野球部とは?

先日硬式野球部を引退された藤原さんに4年間を振り返っていただきました。



強いチームでやりたい

「野球はずっとテレビで巨人戦が流れていて気づいたらバットとボール握ってました。」と幼いころから野球が身近にあったという藤原さんは小学3年生から野球を始めます。

 中学では「強いチームでやりたい、レベルの高いところでやりたいと思いました。」と強豪クラブで野球を続けます。クラブでは元プロ野球選手でキャッチャーだった監督の薦めでキャッチャーを務め、キャッチャーの技術をたたき込まれたと言います。

また、「両親から中学は勉強ももちろん大事だから学業と両立しないさいということは常に言われていて、学業をおろそかにしないという約束のもとボーイズに入らせてもらいました。」と野球だけでなく学業にも力を入れて取り組んでいたそうです。

 文武両道に励み、野球でも結果を残した藤原さんは複数の高校から声をかけられます。しかし、野球だけでなく学業にも力を入れるために立命館宇治高校のセレクション(テスト)を受けます。

「セレクションに行くということは俺を欲しいと言ってくれた高校を全部お断りしないといけなかったけどそれ覚悟で立宇治のセレクションを受けに行きました。」と強い覚悟でセレクションに臨み見事スポーツ推薦で立命館宇治高校に進学しました。

 高校では1年生から試合に出場し続けますが、自分たちの代ではチームとして思うような成績を残すことができませんでした。「立命館大学の野球部がレベルの高いことは分かっていたけど、高校3年生で全然勝てなくて不完全燃焼で自分がここでやっていけるか挑戦してみたい気持ちがありました」と悔しさを胸に立命館大学に進学し、硬式野球部に入部しました。



高いレベルの面白さ

覚悟を持って硬式野球部に入部した藤原さんですが、入部当初はレベルの高さを痛感したと言います。

「立命館宇治がかすれるくらい強いところから選手が集まっていてやっぱりレベルは高かったです。栄枝さん(阪神タイガース)とかキャッチャーのレベルの高さは特に痛感しました。それでも高校で1年生から出させてもらって経験を積んだという自負もあるし、自信もあったからついていけないと言うことはなかったですし、そうゆう上手い選手、有名な選手と一緒にやれて面白かったし、楽しかったです。だけど、自分が試合に出るのであれば、まだまだ足りないなと思ったからこそキャッチャーとして頑張っていきたいなと思いました。」

と練習に励み続けました。その後、スタメンに定着してからは、試合より練習の方が緊張していたと言います。

リーグ戦とか大事な試合とかよりも練習の方が全然緊張していました。そうゆう雰囲気をみんなが作っていたから試合では緊張せずに楽しむ事ができましたし、練習で厳しい雰囲気で取り組んでいたから試合が本当に楽な気持ちで自信を持ってプレーできました。」



多種多様な人を理解し組織する

体育会で4年間を過ごされた藤原さんに大学スポーツでしか味わえない経験についてお伺いしました。

「これまでは4回生は就活で退く人が多かったけど、今までやってきたから最後はみんなで一緒に笑って終わりたいっていうのがありました。だから就活で一回外に出た選手も就活終わったら戻ってきてというスタンスをとって、それが選手としてではなくてもバッティングピッチャーや学生コーチなどいろんな形で戻ってきてくれました。そういうサポートがあったからこそ自分たちは野球に専念することができました。だからこそ試合に出ていた選手は「サポートしてくれてありがとう」と口をそろえて言うし、戻ってきてくれた選手からは「サポートさせてくれてありがとう」というのを言ってもらうことができてすごい良かったです。自分たちの代のカラーとしてやっていきたいと思っていたチームを実現させる事ができました。」

大学スポーツにはいろんな夢や考えを持つ選手が多種多様にいて、その人たち理解し、組織を作っていくことが高校との違いで、それを乗り越えた先に「やってきて良かった」と思えるのかなと感じました。」



「自分を成長させてくれた場所」

「野球部は学ぶ事が一番ありました。指導者になるというのを掲げているから『こういう時俺やったらどういう指導するかな』という視点からも考えながら野球していました。高校までと違ってコミュニケーションであったり、多種多様な選手と一緒に活動していく難しさとかたくさんのいろんな経験が大学スポーツ、野球部でないと知れないから自分を成長させてくれた場所です。」と語っていただきました。


今後は先生となり野球の指導にも携わっていきたいという藤原さんの活躍に注目です。



インタビュアー:二宮尚也(スポーツ健康科学部4回・男子サッカー部所属)


この記事を読んで硬式野球部が気になった方は是非試合観戦に行ってみてください!

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