Beyond


2019

Vol.8 女子陸上競技部4回生 林理紗

”スポーツ”を通して可能性を引き出す!!

陸上競技を続けた先にあったものとは?


本日のBeyondは、女子陸上競技部4回生の林理紗さんです。

先日開催された、第103回日本陸上競技選手権リレー競技大会の4×400mリレーにおいて、日本一を獲得し大会連覇に貢献した林さん。

選手として結果を残し続けながら、スポーツを通した国際協力活動も積極的に行っています。

国際協力活動を行う“きっかけ”になったこととは?

林さんの“夢”とは?

様々なことにチャレンジし続ける林さんに、これまでの陸上競技人生、これからのビジョンについて語っていただきました。



「あなたは、優勝できるよ」

北海道出身の林さんは、幼少期から身体を動かすことが大好きで、3歳から11歳まで器械体操をしていました。

しかし、器械体操へのモチベーションや目標がなく、体重制限や闇雲に怒る指導者と合わず、11歳の時に器械体操を辞めました。

中学・高校は、立命館大学の付属校である、立命館慶祥中学校・高等学校に進学し、中学3年生から陸上競技を始めます。陸上競技は、「走ることが楽しい!」という思いで続けていたと言います。

高校では、これまで専門としていた走幅跳から100mハードルに専門種目を変えました。仲間や監督にも恵まれ、モチベーションを高く練習に取り組むことができ、高校3年生のインターハイ全国ランキングでは3位に入りました。

しかし、林さんは、高校で陸上競技を辞めようと思っていました。

その旨を、ハードルの指導をしてもらっていた恩師に伝えると、「私は、ハードルで全日本インカレ2位だったけど、あなたなら優勝できるよ」と言われました。

林さんは、この恩師からの言葉が響き、大学でも陸上競技を続ける決断をしました。



「人のためになりたい」

立命館大学スポーツ健康科学部に進学した林さんは、「全日本インカレ優勝」を目標に陸上競技に取り組んでいました。

立命館大学体育会女子陸上競技部は、70名の部員が所属しています。高校時代にインターハイで上位入賞した選手も数多く在籍しており、日本でもトップレベルの環境です。

林さんは、3回生の時に、100mハードルから400mハードルに専門種目を変え、練習に励みます。4回生の全日本インカレでは、400mハードルで惜しくも6位という結果に終わりました。

「全日本インカレ優勝」という目標には届きませんでしたが、「高校で競技を辞めずに、4年間陸上競技と向き合って得たことは今後の人生の財産になる」と語っていただきました。

そして、競技の目標と共に、林さんは“ある思い”を持ちながら大学生活を送っていたと言います。それは、「人のためになりたい」という思いです。

高校3年生の時に、林さんは立命館大学国際関係学部を目指すクラスに所属していました。

そのクラスの中には、「アイヌの文化を世界に広めたい!」という人など、世界を視野に活動したいという生徒が多く在籍していました。当時の林さんは、「自分は陸上競技だけだ」という危機感や他の生徒へのうらやましさを感じていました。

自分には陸上競技しかないという危機感や、周りへのうらやましさを持ちながらも、思ったこと・感じたことをスケジュール帳に書く習慣がある林さんは、「アフリカにスポーツクラブを作る」と書いていたと言います。

高校3年生のクラスや授業の影響で、「人のためになりたい」という強い思いや、国際協力に興味を持った林さんは、大学で自由な時間が増え、「全日本インカレ優勝」という目標達成にむけて競技と向き合いながらも、「人のためになるには、何をしなければならないか」を日々考え行動していました。

そして、「”スポーツ”を通した教育」という考えに行き着きます。



「一人でも多くの方の可能性を引き出す」

林さんは、今年の3月にボランティア派遣団体でケニアに行くことを決断しました。

林さんの「人のためになりたい」という熱い思いは家族や、大学の友人、陸上競技部の仲間や監督も理解しており、多くの方がケニアに行くことを応援してくれ温かく送り出されたと言います。

女子陸上競技部の「やりたいことはやりな!」という素敵な雰囲気があってケニアに行くことが実現しました。

ケニアでは、小学校の体育の授業を行いました。ケニアの子供達は、親がエイズに感染し、家で昼食を食べることができない子が、昼食を食べるために学校に来ているという状況でした。

林さんは、「そんな状況で、自分は本当に体育の授業をしていていいのか?」と何度も思ったと言います。しかし、長年陸上競技を続けている林さんは、スポーツの持つ力を信じて活動していたと言います。

林さんの夢は、「一人でも多くの方の可能性を引き出す」ことです。林さんは、「生まれた環境でその人の可能性が閉ざされるのを見て見ぬふりすることができない。“スポーツ”を通した教育で、多くの人の可能性を引き出したい」と語ってくれました。



「誇りに思える場」

林さんにとって女子陸上競技部は「誇りに思える場」だと言います。

林さんは、「素晴らしい環境で、この部活を創りあげてくれた先輩・監督がいて、素晴らしい同期がいて、それを受け継いでくれる後輩がいる。この環境にいた自分は、誇りに思える。今もこれからも、“ここ”での経験が生きると信じているし、辛いときでも“ここ”に所属していたから絶対大丈夫だ!と思える」と語ってくれました。



林さんは、大学卒業後に青年海外協力隊で2年間セネガルに行くことが決まりました。

アフリカの地で、“スポーツ”を通して、一人でも多くの方の可能性を引き出してきてください!!

林さんには、立命館大学の仲間・女子陸上競技部の仲間がついています!!

コメント
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浅村史郎
2019-11-12 13:58:36

林さんは素晴らしいね。応援しています。私も関西の大学の弱小陸上部出身ですが、自分の成績のことに精いっぱいでとても林さんのようなことを考えることはありませんでした。75歳のじいさんですが頑張ってください。