陸上は、私の日常！
高いレベルで過ごして“今”思うこと
本日のBeyondは、女子陸上競技部4回生の壹岐いちこさんです。
立命館大学体育会女子陸上競技部として数々の大会で上位の成績を収め、日本代表選手としても国際大会に出場してきた壹岐さん。
全国でもトップレベルを誇る立命館大学体育会女子陸上競技部と日本のトップ選手が集う日本代表での活動を共に経験してきました。
大学4年間を過ごして感じたこととは？
今後の目標とは？
高い競技レベルを経験してきた壹岐さんに、大学での4年間を振り返って感じたことを語っていただきました。
「全国大会を目指す」
滋賀県出身の壹岐さんは、中学から陸上競技を始めました。
壹岐さんは、「最初から陸上をやりたくて始めたというよりは、中学から部活に入らなければならなく、消去法で陸上部に入部しました」と言います。
陸上競技を始めた中学時代から、専門種目は現在と同じ100mと200mでした。
中学1年生の時は、なかなか結果を残せずにいましたが、中学2年生になると、個人種目とリレーで全国大会出場を果たします。
しかし、中学3年生になると、怪我が度重なり思い通りの結果が出なかったと言います。
それでも壹岐さんは、中学の3年間で“消去法”で始めた陸上がいつの間にか本気で全国大会出場を目指すものになっていました。
中学3年生で怪我をしてしまった悔しさがあり、「このままでは終われない」と高校でも陸上競技を続けることを決めた壹岐さんは、京都府の京都橘高校に進学し、「インターハイ優勝」を目標に3年間陸上競技漬けの日々を過ごします。
高校2年生の時に、100mでインターハイ決勝に進出しますが、惜しくも優勝には届きませんでした。
高校での3年間も怪我に悩まされることが多かったですが、「全国大会」を常に目標として掲げてきた壹岐さんは、大学でも陸上競技を続けることを決めていました。
そして、「大学卒業後も実業団で競技を続けたい」との思いから、全国のトップ選手が集う立命館大学に進学します。
「立命館で良かった」
立命館大学スポーツ健康科学部に進学した壹岐さんは「全日本インカレ総合優勝」を目標に4年間陸上競技を続けてきました。
立命館大学体育会女子陸上競技部には、約70名の部員が所属しており、高校時代に全国大会で上位入賞した選手も数多く所属しています。
日本でもトップレベルと言える環境に身を置いた壹岐さんは、大学での4年間で陸上選手としてさらにステップアップをしていきます。
大学入学直後に怪我をしてしまい、大学1回生の頃は思うような記録が出なかった壹岐さんですが、大学2回生になると、全日本インカレに出場します。
さらに、4×100mリレーの日本代表選手としてユニバーシアード競技大会（国際大学スポーツ連盟が主催する「学生のためのオリンピック」と呼ばれる総合競技大会）に出場し、世界の選手とレースをします。
ユニバーシアード競技大会では、壹岐さんが出場した4×100mリレーで3位という好成績を収めました。
大学4回生になった今年の5月には、世界リレーの日本代表選手として国際大会に出場しました。
日本代表選手として国際大会を経験してきた壹岐さんは、「外国人選手のスピードに驚いた」と言います。
“世界”を経験してきた壹岐さんは、大学での4年間で着実に力を付けていきました。
大学では、「全日本インカレ総合優勝」とはなりませんでしたが、壹岐さんは数々の大会で上位成績を収めていきました。
女子陸上競技部と日本代表という高い競技レベルを共に経験してきた壹岐さんには、大学4年間の陸上競技生活を振り返って感じることがあると言います。
それは、「立命館で良かった」という思いです。
「立命館という本気で“日本一”を目指している環境で陸上競技を続けることができたからこそ、自分の競技力をさらに高められることができました。本当に立命館でよかったです」と語っていただきました。
「いちこに走ってもらって良かったな」
レベルの高い環境で4年間を過ごしてきた壹岐さんには、大学で大切にしていたことがあります。
「いちこに走ってもらって良かったな」
そう思われるような選手であること、人間であることを常に大切にしていたと言います。
「立命館の女子陸上競技部には、レベルの高い選手が多く所属しているため、試合に出たくても出られない選手がいます。だから、自分が試合に出場するときはチームのみんなに「いちこに走ってもらって良かったな」と思ってもらえるような“走り”を常にしたいですし、そう思ってもらえるような過ごし方を心がけていました」と語っていただきました。
「生活の一部」
壹岐さんにとって女子陸上競技部は「生活の一部」だと言います。
壹岐さんは、「女子陸上競技部は、私の日常で本当に生活の一部でした。みんなと一緒に一つの目標に向かって過ごした4年間が本当に楽しかったです」と笑顔で語ってくれました。
壹岐さんは、大学卒業後に実業団で陸上競技を続けます。
「世界大会出場」という目標に向かって、新たな陸上競技人生を楽しんでください！！
