Beyond


2020

vol.35 準硬式野球部 3回生 大沢勇登

人生最大の目標を超える夢へ


本日のbeyondは、準硬式野球部3回生の大沢勇登さんです。

部活動だけではなく、様々な活動を通じて将来の夢へと一歩ずつ歩み続ける彼の思いに迫ります。



野球経験者のお父さんの影響で、幼い頃からボールとグローブに親しんでいた大沢さんにとって、甲子園の舞台に立つことは人生最大の目標であったと言います。

「お父さんと一緒に小さい頃からよく甲子園に行って高校野球の観戦をしていました。応援に足を運ぶうちに、自分もこの場所で野球がしたいと思い、甲子園でプレーする事が夢になっていました。」

そして、地元愛媛県の甲子園常連校である、今治西高校へ進学します。

「進学校だったので、勉強と部活の両立が大変でしたね。夜遅くまで練習をして、そこから課題をしてという生活をしていました。監督さんも厳しい方で、練習自体もかなりきつかったです。全国のどの高校のどの部活よりも練習した自信があります。だからこそ、今でも高校の練習を乗り越えた事は自信になっています。」

人生最大の目標である甲子園出場を目指し、厳しい練習を乗り越えてきた大沢さんでしたが、甲子園は夢のまま引退を迎えることになりました。

「今治西高校は、過去10年間で春夏合わせて11回の甲子園出場をしていました。僕が1年生の時にも先輩達に甲子園に連れて行ってもらいました。でも、1年生の秋の四国大会で甲子園まであと一勝というところで逆転負けを許していまい、甲子園出場の難しさを感じました。それ以来、今治西は甲子園から遠ざかって行ってしまいました。

3年生として挑んだ最後の夏は、県大会の2回戦敗退で終わってしまい、夢を叶える事が出来ずに引退を迎えました。」



大学では、スポーツを学べる学部に進学したいと考えていた大沢さんは、立命館大学のスポーツ健康科学部に進学しました。そして、大学でも準硬式野球部に所属し、野球を続けるという選択をしました。

「本当は硬式野球部に入ろうと思っていたんですけど、甲子園という人生最大の目標を失ったので野球を極める意味がないように感じました。それに、今まで野球しかやって来なかったので、大学では野球一本じゃなくて、他のことにもたくさん挑戦したいと思い準硬式を選びました。」

その言葉通り、大沢さんはこれまでにピアサポーターやNYスポーツビジネス研修ツアーへの参加、キッズスポーツキャンプの運営を経験してきました。また、現在では徳島インディゴソックスの広報やスポーツビジネスを学ぶ講座への参加を通じて、将来の夢を実現させるための歩みを進めているそうです。

将来の夢は、球団職員になることです。ずっと野球をやってきたので、スポーツに関わる仕事をしたいと考えています。その夢を叶えるために、たくさん外に出て経験を積んで、そこからたくさん学んで、もっともっとスポーツについて勉強したいんです。



新たな夢を追いかける大沢さんですが、実は、甲子園への未練を断ち切る事が出来たのは、つい最近の事でした。

「人生最大の目標を達成できなかった悔しさはかなり引きずりました。だから、高校から大学までずっと心に穴が開いたような感覚だったんです。でも、成人式の時に高校のみんなで集って当時を振り返るうちに、高校野球は甲子園を目指すだけじゃなく、目標にみんなで向かう中で、人間的にも成長出来たと感じる事が出来たので、それで良かったと考える事が出来ました。」



新チームが始まった準硬式野球部では選手でありながら、主務も務める事になったそうです。

「主務として部員を後ろから全力でサポートしていけるように頑張りたいです。もちろん、選手としても今までは控えだったので、新チームを引っ張っていけるような戦力になれるように頑張りたいです。まずは、9月から始まる秋リーグで三連覇という結果を残せるように、チームみんなで頑張ります。」


甲子園にでるという人生最大の目標を果たす事が出来なかったからこそ、甲子園を越える目標を達成するために、前進し続ける大沢さんの今後の活躍に注目です。


インタビュアー西條史華(スポーツ健康科学部3回生)



準硬式野球部が気になった方は是非試合観戦に行ってみてください!

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