Beyond


2020

Vol48 ラクロス(女子)部 3回生 前川ひなこ

「きらきらした最後の青春」


本日のBeyondは女子ラクロス部3回生の前川ひなこさんです。

次期女子ラクロス部主将としてチームに対する思いや、目標を語っていただきました。

 



仲が良いだけじゃない。チーム内で切磋琢磨

前川さんは奈良県から京都の衣笠キャンパスに通い、さらに、練習のために滋賀県にあるびわこ・くさつキャンパスまで通うという、かなりのハードスケジュールをこなしながら、部活動に取り組んでいます。

「ラクロスは高校から始めました。移動の時間はかなりかかりますが、それでも大学でも競技を続けたいと思い、ラクロス部に入部しました。高校では顧問の先生が主体になってチームの運営をしていたんですけど、大学ではコーチの意見を聞きながら、学生が主体になってチームを運営する所に大学と高校の違いを感じています。学生が主体となってチームを動かすので、意見を反映しながら練習に取り組める事がいいなと思っています。」




今年度の新入生勧誘ではコロナウイルスによって対面での勧誘が困難となりました。しかし、そのような状況でもチームで話し合いを重ね、いかにラクロス部の魅力を伝えるかを奮闘しました。

「対面での勧誘ができない中で、ラクロスの魅力を体験してもらわずに伝えるかが難しかったですね。みんなで話し合って、どうやって勧誘を行なうか、何がしたいかを考えました。

それに、ラクロス部の雰囲気を、SNSを通じてどう伝えるかも悩みました。

ラクロス部は回生間に壁がなく、全体で仲が良いところがいいなと思っています。ラクロス部ではお互いをコートネームで呼び合うんです。コートネームは部内でのあだ名のことで、入部した時に先輩が考えてくれるんですけど、そういった回生関係なく仲の良いところをどう伝えるかも悩みました。」


学生主体になって行動をすることで、より関係の良いチームを作りあげてきたラクロス部ですが、仲の良さだけではなくプレイヤー同士が競い合う中でお互いを高め合う工夫も行なっています。

「最近では、チーム間での競争心を図るために、試合に出場する選手を選手間投票で決めました。自分が思うチームの中で1~20位の選手を順位を決めて投票して、順位に応じた獲得ポイントの多い上位20名がAチーム、20位より下はBチームに入るという方法をとりました。同じチームでずっと練習をしているとライバル意識が低くなるという課題を改善するために行いました。

投票前の練習では、みんなの印象に残るために、頑張らないといけないという雰囲気が全体にでてきました。その活気のある雰囲気の中練習を行なうことは、とても刺激的な経験になりました。順位をつけるとなると私情が入る可能性もあるので、決める時は難しかったですが、全員の意見が反映され、みんなが納得して決める事ができました。」




困難の中での成功体験

前川さんはBチームにいた時期がり、そこでの経験が自分の中で大きかったといいます。

「しんどいなと思った時期はBチームにいるときでしたね。試合に出られる人数に限りがあるので、下級生はBに入る事が多いんです。Bチームは人数が少ないので、なかなか実践に近い練習が出来ないうえに、試合にでる機会が少ない中でモチベーションを保ちながら練習を行なう事が難しかったです。

でも、1番嬉しかった瞬間もBチームにいたときに経験しました。今まで勝ったことにないチームに勝ったことがあるんですけど、それは、今まで試合になかなか出てなかった人達が集って、1つの目標を達成して、成功体験を積むことができたことが自分の中で大きかったです。チームでの力ってすごく大きいなと感じました。」


4回生が引退を迎え、前川さんは次期主将を務めることが決まりました。そんな前川さんに、主将に選ばれた時の気持ちや今後の目標をお伺いしました。

「主将の選出方法はチームのメンバーみんなで決めました。どういった人が主将になって欲しいかを考えて、そこからみんなが私を選んでくれました。嬉しい気持ちもありましたが、それと同時にプレッシャーも感じました。でも、みんなが自分を頼ってくれている事が心強く感じました。目標としては、常に全員でチーム目標に向かえるようにしたいです。Bチームにいる時は自分がチームの一員として部に所属している意識が見いだせなくて、チームとして同じ方向をむいて活動をする事ができなかったんです。だから、そんなチームメイトを出さないようにしたいんです。Aチームとして勝つ事ももちろん大事なんですけど、Bチームや下回生もチームを支えてくれていて、見えない所で頑張ってくれているので、その子達の帰属意識を下げないようにチームをつくっていきたいです。」




きらきらした最後の青春

最後に前川さんにとってラクロス部とは何かをお伺いしました。

「私にとってラクロス部とは「青春」です。部活をするのは大学生が最後ですし、他の友達が旅行したり、バイトしたりするなかで、毎日2時間かけてBKCに通って、みんなと練習をして。それが楽しいと思わせてくれる同期や、先輩、後輩のみんなとの日々はきらきらした最後の青春です。」


次期主将として新たなスタートを切る前川さんのこれからの活躍に期待です!



インタビュアー:西條史華(スポーツ健康科学部3回生)


この記事を読んで女子ラクロス部が気になった方は是非試合観戦に行ってみて下さい!

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