Beyond


2021

Vol.57 ラクロス(男子)部 4回生 脇坂太一

チームを「日本一」に導く主将に

本日のBeyondは、男子ラクロス部4回生の脇坂太一さんです。現在、ラクロス部の主将を務めている脇坂さんに、ラクロスに掛ける熱い思いや、主将としてのチームを支える思いについて語っていただきました。


写真提供:立命スポーツ編集局(https://twitter.com/ritsumeisports


「自分で判断し、道を切り開く経験」

高校では野球を経験していた脇坂さんでしたが、大学では自分を一から試したいという思いがあり、大学から競技を始める人が多いラクロスを選びました。

「ラクロスは、大学から始める人がほとんどなので、大学4年間の内容だけが反映されます。だからこそ、自分を一から試すにはいい環境ではないかと考えました。ラクロス部は学生主体で運営しているので、自分で考えて判断して道を切り開いていける経験を積めるところがいいなと感じています。監督やコーチもいますが、チームのマネジメントは学生が行うので、全部の選択に対して自分で責任を負うということはこの部活でしか得られない経験だと思います。



「人生においてプラスになる、心から本気になれる場所に」

 現在ラクロス部主将を務めている脇坂さん。主将が決まった時の意気込みや主将として掲げる目標、そして、チーム作りについてお伺いしました。

「ありがたいことに全員が僕を指名してくれて主将を務める事になりました。元々回生リーダーを務めていましたし、自分でも主将をやりたいと思っていました。選んでもらったからには責任もって絶対やるという意気込みで主将を引き受けることにしました。」


『全員がどんな時でも熱く盛り上がれるチーム』を目標にしています。全員がラクロスに対して心から本気になって欲しいですし、ラクロス部という存在がその人の人生にとって何かプラスになるような、心から本気になれる場にしたいです。そのために、幹部みんなで後輩との面談をしています。面談ではなんのためにラクロスやるのか、将来どんな人間になりたいか、そのためにラクロス部で何をやるのかを話しています。試合で勝った瞬間の嬉しさって、一緒にラクロスに打ち込んで頑張った仲間と喜びあえるからであって、普段からの頑張りがあるからこそ味わえる勝った時の嬉しさだと思うんです。だから、みんなが普段から本気で頑張れる状況を作るための取り組みとして、後輩1人1人としっかり話す事を大事にしています。


「僕自身、モチベーションを高く保つためには、ラクロスと将来の紐付けが出来ていることが大事だと考えています。僕が、モチベーション維持しているのも、将来との紐付けが出来ているからだと思っています。

僕は、将来『市場価値のある男になりたい』というビジョンを持っています。僕にとって市場価値の高い男とはその人にしか出来ない事をやっている人です。そこで、今の環境の中で自分にしか出来ない事を考えると、史上初の関東圏外の日本一のチームの主将になることだと考えました。現在、ラクロスは関東しか日本一になった事がないので、史上初の関東圏以外の日本一になる事はすごく価値のあることだと思うんです。それが達成できたら、市場価値のある人間に近づけると思っています。」



「同じ方向を向いて、共に頑張る仲間がいる嬉しさ」

 自身の将来のビジョンが明確にあるからこそ、常に本気でラクロスと向き合ってきた脇坂さん。そんな彼には、競技生活の中で常に嬉しさを感じる瞬間があるとお話ししてくださいました。

「常に嬉しいと感じる時があって、それはみんなで自主練やっている時です。同じ方向を向いている仲間がいて、それに向かってめちゃくちゃ頑張れていることって当たり前ではないと思うんです。特に4回生はラストイヤーですし、日々の練習終わりの自主練にみんなで残って練習して、これだけ同じ思いをもって熱中出来るものがあること自体が幸せだと感じています。」


写真提供:立命スポーツ編集局(https://twitter.com/ritsumeisports

 

「目の色変えて、心から本気でやっている時間こそ勝ちに近づく瞬間」

ラストイヤーが始まり、さらに日々の練習に真摯に取り組む脇坂さんに今後の目標をお伺いしました。

チームの目標は日本一。個人の目標はチーム日本一に導くことです。チームを日本一に導くために自分自身が上手くなることももちろん頑張りますが、チームを日本一に導きたいという気持ちが強いです。

その目標を達成するために、部員一人一人のモチベーション高く維持させて、常に全員が本気の状態を作りたいです。練習時間も限られているからこそ、本気でやっていない時間は成長がないと思いますし、目の色変えて、心から本気でやっている時間こそ上手くなる瞬間であり、チームとして勝ちに近づく瞬間だと思っています。だからこそ、常にスイッチオンの状態にさせるために、みんなが日々頑張ろうと思える事を発信し鼓舞し続ける事が自分の役割と考えています。


ラクロスに対する熱い思いを持つ脇坂さんに、最後に脇坂さんにとってラクロス部とはどのような存在かお伺いしました。

「ファミリーであって欲しいですね。友達でもなくなれあいでもなくて、心の底から繋がりあっている。僕にとって、みんなにとってもそんな存在であって欲しいです。」


ラストイヤーに突入し、残された時間の中で常に本気で挑み続ける脇坂さんの今後の活躍に期待です!


インタビュアー:西條史華(スポーツ健康科学部4回生)


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