Beyond


2021

Vol.61 男子バスケットボール部 4回生 三木遼馬

本日のBeyondは男子バスケットボール部4回生の三木遼馬さんです。

引退まで数ヶ月に迫った三木さんに、これまでの大学での競技生活について振り返ってもらいました!



もっと上手くて、熱量のある人達とバスケがしたい

三木さんは小学校の時に、友達に誘われてバスケを始めました。小学校でバスケに出会い、バスケ一筋で今日までの競技生活を送ってきたそうです。そんな三木さんに大学入後も体育会で競技を続ける理由をお伺いしました。

「高校では部活の雰囲気がサークルみたいな感じで、部活動といっても緩い環境でバスケをしていました。だから、体育会だったらもっと上手くて、バスケに対して熱量のある人達が集った環境で競技に打ち込めるのではないかと考えて体育会に所属してバスケを続けることにしました。でも、高校の時での部内の規則が緩かったぶん、大学で部活が始まった時は上下関係や下級生としての仕事や挨拶など今では基本的なことにも戸惑いを感じました。」



チームが一つになって掴んだ勝利

先日行われた関西学生バスケットボール選手権大会で関西5位という成績を収めた男子バスケットボール部。その大会に、三木さんもメンバーとしてチームの勝利に貢献できたことが嬉しかったと大会を振り返ります。

「6月に行われた関西学生バスケットボール選手権大会でメンバーに入ることが出来て、試合に出て得点も決められたことはすごく嬉しかったです。1・2回生の時は遊びにも行かずに、大学生活のほとんどの時間をバスケに費やしているのにバスケがなかなか通用しなくて、結果を出せないことに対して苦しさを感じていました。でも、試合に出ていないベンチのメンバーもすごく応援してくれて、すごく良い雰囲気で試合に臨むことが出来ましたし、関西5位という過去3年間の中で1番良い成績を残すことができた時は『このチームでやってきてよかった』と感じました。」



技術面以外のところでの頑張りを認めてくれた

下級生の頃は悩んだ時期もあったと語ってくれた三木さんですが、苦しい時期をどのように乗り越えて来たのかをお伺いしました。

「1・2回生のモチベーションが低い時期でも、辞めたいと思ったことはありませんね。そう思えるのは同期の存在が自分の中では大きいと感じています。練習中や試合での声出しなど、バスケの技術面以外のところでの頑張りをチームメイトが認めてくれたことで苦しい時期も乗り越えて今日までやってこられたんじゃないかなと思っています。」


競技生活だけでなく大学卒業までも半年をきった現在、これまで男子バスケットボール部で培ってきた力を社会という新たなステージでどのように活かしたいと考えているのかを教えてもらいました。

「コミュニケーション能力を活かせたらいいなと考えています。部内には何十人もの年齢や性格が異なる人達がいて、その人達とバスケという一つのことをしてきました。その環境の中で、コミュニケーションをしっかり取っていくことでお互いの理解を進めることができると感じました。社会に出て様々な人と仕事をするなかでも、相手を理解して一つの目的に向かって働くためにコミュニケーション能力を活かすことができるかなと感じています。」



大好きなバスケに熱中できる場所

 引退まで残り数ヶ月となった男子バスケットボール部は「大好きなバスケに熱中できる場所」と語ってくれました。引退までの限られた時間の中で、さらに力を入れて取り組みたい事についてお伺いしました。

「引退までの数ヶ月で『一般入部生でもやれるんだぞ』という姿を見せていきたいです。部内には推薦で入ってきた人がたくさんいるので、そういった環境の中で僕のような推薦入学でない選手はなかなか活躍できずに悔しさを感じている人もいると思います。だからこそ、一般入学生の泥臭さを後輩に見せて行く事ができたらいいなと考えています。そのために、練習や試合で積極的に声を出すなど、技術面だけでなく、チームのムードメーカーの役割を担うつもりで普段の練習に取り組んでいます。もともと新チームが始まった時はメンバーに入っていなかったのですが、メンバーに入っていなくても頑張る姿は見せて行きたいと思っていたので、今後もコートの外であっても一生懸命練習に取り組みたいです。」


残された時間の中で、チームの勝利に貢献するために前進し続ける三木さんの今後の活躍に期待です!!


インタビュアー:西條史華(スポーツ健康科学部4回生)


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