Beyond


2021

Vol.63 フットサル部 4回生 阿見勇太

理想の10番像を追い求め

立命からプロの世界へ


本日のBeyondは、体育会フットサル同好会All.1 4回生の阿見勇太さんです。

先日、2022年シーズンのボルクバレット北九州の加入が発表され、今シーズンは特別指定選手としてプロの試合に出場できる阿見さん。

不屈の精神でのし上がり、All.1史上初の全日本選手権出場に貢献、プロ内定を掴み取りました。

フットサルを始めたきっかけとは?

阿見さんにとってフットサル部とは?

今後さらなる活躍が期待される阿見さんにこれまでの競技人生とこれからのビジョンについて語っていただきました。


写真提供:立命スポーツ編集局(https://twitter.com/ritsumeisports)


サッカーが好き

サッカー好きのお父さんが生まれたときからボールに触れる環境を与えていたという阿見さんは物心がつく前からボールを蹴り始め、プロサッカー選手を目指し6歳の時にサッカーチームに入ります。

小学生になると強豪であったというスポーツ少年団でサッカーを続けます。阿見さんは当時を振り返り、「上手くなかったので泣きながらサッカーをしていました。それでもサッカーをやめるという選択肢はありませんでした。」と言います。

その後、中学でもサッカーを続けキャプテンを務めました。「監督がめちゃくちゃいい人だったので成長することができましたし、監督の言葉でも行動でも期待されているのが伝わったからキャプテンになるための行動をとろうと思えました。キャプテンになるには一番上手くないといけないと思い、その思いでプレーしていたら県のトレセンに選ばれる事ができました。」と当時を振り返ります。

高校は強豪校から声がかかるもサッカーだけでなく勉強もして欲しいという親の思いに応えサッカーが強い進学校に進学しますが、思い描いた活躍をする事ができなかったそうです。そして、無名の自分がプロになるには有名なところに行くしかないと考え1年の浪人期間を経て立命館大学へ進学しました。


写真提供:立命スポーツ編集局(https://twitter.com/ritsumeisports


フットサルからJリーガーへ

立命館大学に進学後、サッカー部のセレクションを受けますが、落ちてしまいます。そんな時に声をかけてもらいフットサルからJリーガーを目指そうとフットサル部に入部しました。入部後は、「サッカーと違うことが多くて楽しくない日々が続きました。サッカーだと自分の方が上手いのにフットサルになったら他の人が試合出ているというのが気にくわなかったですし、3回生になるまでは練習にも実が入っていなかったです。」と当時を振り返ります。

先輩が引退し、最上級生になった時にはトップチームにも入れていなかったという阿見さん、コロナウィルスの影響で活動できなくなった際に「ここまで多くの時間をフットサルにつぎ込んできたのにこのまま終わって良いのか考えました。遊びたい気持ちもあったけど、これまでの時間は取り返せないから取り組んできたフットサルをやった方がプラスになると考えて3回生は死に物狂いで取り組みました。」と気持ちを入れ替えたそうです。

そんな阿見さんにトップチームの練習参加のチャンスが訪れます。

「トップの練習に参加する事になってこの日が勝負だと思いました。トップで活躍したらトップにそのまま残れると思って、公式戦ぐらいの気持ちで練習に臨みました。そしたらトップで活躍することができました。」と見事トップチーム昇格を果たしました。



自分がエース

トップ昇格を果たした阿見さん、インカレでは「トップに昇格したけどトップの中では一番下でした。一番下手だったけど10番を背負っていたから自分の中ではいつでもチームのエースという気持ちでプレーしていました。だから全国大会でも相手がうまいなとは思ったけど、元々チーム内で上手い人がいても俺がエースと思って行動しているのでいつも通り点取ることに集中できましたし、周りから『よくやった』と言われたけど、自分はエースだと思っているのでエースとして活躍できていないことにやばいなと思いました。」と振り返ります。

インカレ後はチームメイトとの連携に磨きをかけ、点がとれるようになったという阿見さん。

関西大会では得点王になることができ、チームの中心として点が取れてるようになってきたので自分が描いている10番像に近づいているなという手応えがありました。」とチーム史上初の全日本フットサル選手権大会出場に貢献します。

さらに、全日本選手権では素晴らしい活躍を見せFリーグのチームから声がかかりました。

「全国大会では自分としては仕事ができたかなと思います。だけど10番としては1点しかとれなかったことが学生じゃなくてプロを見据えると10番ではないなと感じました。」と振り返ります。

また、「もともとJリーガーになりたくてフットサルをやりつつポジティブな部分をサッカーに活かしてJリーグのセレクションを受けていこうと考えていたんですが、Fリーグから声がかかってからはフットサルでプロになることでJリーガーへの道も近づくと考えました。」とフットサルでのプロ入りを決意した阿見さん、「Fリーグで1年目から試合に出るのは難しいと周りは言うけど、試合にでてFで自分の存在価値を示したい」と語っていただきました。


写真提供:立命スポーツ編集局(https://twitter.com/ritsumeisports


本田圭祐にさせてくれた場所

阿見さんにとってフットサル部は「本田圭祐にさせてくれた場所」だと言います。

「昔から本田圭祐選手みたいになりたいと思っていたから、本田選手を手本にしてきました。All.1はフットサルの強豪校という土台があることで本田選手みたいな感じで接することができる。日本一を目指す日本一の組織だったからこそ本田選手としての自分を示すことができた場所でした。だからこそ毎試合毎試合本田選手としての気持ちを示すことができました。」と語っていただきました。



最終的な目標は、FリーガーからJリーガーかフットサルで海外二位って憧れのバルセロナのユニフォームを着たいという阿見さんの今後の活躍が注目です。



インタビュアー:二宮尚也(スポーツ健康科学部4回・男子サッカー部所属)

 

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